執事の野望
王子「これ、執事。世の勉強机の上をかようなものが徘徊しておったぞ」
執事「は!こ、これは」
王子「ケブカヒメカブトの♀に相違あるまい」
執事「王子、ちと違いまする」
王子「ヒメの♀か?」
執事「いえいえ、ただの国産カブの♀でございます」
王子「なぜ、かような国産カブの♀が王国内をウロウロしておるのじゃ?
50ペア以上余ったカブは泣き付いて引き取ってもらったのではないか?」
執事「王子、備えあれば憂い無しでござる」
王子「なんじゃ、それは?」
執事「されば、もし来年PTA役員から今年同様に出店を依頼された場合」
王子「もう、やらんと申したではないか」
執事「ここ2年間好評を博したこの虫クジ、期待している園児も多いかと」
王子「心配いたすな、幼稚園は3年間で終わりじゃ。
それに園児が喜んでも夏の終わりに世話をするのは母親じゃ」
執事「王子の実体験に基づくようなお話でござるな」
王子「で、その虫クジと国産カブの♀とどんな関係があるのじゃ」
執事「今年は国産カブの仕入れ値が高騰致しました。
イベントで必要なのを甲問屋に見透かされふっかけられました
物が物だけに取り置きできるような代物ではございませぬ
ゆえに、国産カブトを累代して来年のバザー用に飼育しておこうかと」
王子「懲りぬ男じゃのう、ところで最近大プラケースが増えたのではないか?
何をしておるのじゃ?」
執事「ご父兄方がクワガタが当たっても反応がイマイチでした
それならいっそ全部カブトでと思い外産カブトをセットいたしました」
王子「ほう、で何をセットしたのじゃ」
執事「ヒメとティティウスでござる」
王子「なんでヒメとティティウスなのじゃ」
執事「飼育スペースをとらずに羽化まで1年。数も採れるといいことだらけ」
王子「どうせならグラントに出来んのか」
執事「卵の管理から羽化まで考えると1年半コースでどうにもなりません」
王子「ところで国産カブトはどこで飼育するのじゃ
コバエと勉強するのにも我慢の限度があるぞ」
執事「ご心配には及びませぬ。王国の版図拡大の準備をしております」
王子「どういう意味じゃ」
執事「それはおいおい新しいプロジェクトの中で」
王子「もったいつけるのお」
執事「では、ちょっとだけ
王国の専用部屋を増築するプロジャクトの下準備が今日終わりました」
王子「!!!!!!!!!!
本当に作る気だったのか?」
執事「もちのロンパールーム」
王子「うつみ宮土理もビックリって、俺は7歳児だ。
そんなの知るわけねえだろう
結局やっぱり、作るんだ」
執事「備えあれば憂い無しでござる」
王子「さっきからそればかりじゃな、
治水コマンドを選択した初期の『信長の野望』みたいじゃな」
執事「イカにも、詳細は後日」
王子「ところでこの会話、王子と執事というより若と爺じゃな」
執事「タコにも・・・」
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王子「さっきからそればかりじゃな、
治水コマンドを選択した初期の『信長の野望』みたいじゃな」
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